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カルフォルニア州の肥満対策対策「ソーダ税」

ピザを食べる人

肥満の原因には複数のものが考えられますが、食事や運動といった生活習慣に起因するものも多く、それ故に地域での文化背景も大きく関わってくると言えます。
肥満を助長するような文化が地域にあった場合、その地域での肥満率は増加するという訳です。

例えばアメリカにおいては、特に飲料に関する習慣に要因があるのではと現地でも指摘されています。
日本と比較すると無糖であるお茶を飲む習慣は基本的に無く、水道水についても飲用への適性が質的に高いものでは無いという背景があり、それ故に水分補給を清涼飲料・炭酸飲料といったジュース類に頼る習慣が根付いています。
常飲すると多量の糖分を摂取する事になり、それが肥満の要因の1つとして大きいのでは無いかという訳です。

そこでアメリカでは州単位で糖分入りの飲料に対して同時に課税し、消費を抑えようとする政策が何度か提起されて来たという経緯があります。
実際にカリフォルニア州のバークレー市において、住民投票による賛成多数によって条例が制定され、2015年の年明けからソーダ税と呼ばれる課税制度が導入されています。
バークレー市のソーダ税は糖分添加がされた炭酸飲料・清涼飲料に対し、売上税として1オンス(約28グラム)当たり1セントを課税するというものになっています。
世界的にはタバコ・酒に導入されている事の多い税金と同種のものと言えます。

ただしこの税金については、糖分が飲料以外の食品にも添加されている事から、飲料のみをターゲットとしているのは不公平では無いかという根強い批判があります。
また売上税である事から負担の責任が消費者でなく企業にある事・税率がそれほど高く無い事から、効果を疑問視する声もあります。
とはいえ実際に肥満対策でこうした税金が導入されるのは世界でも初めてに近い試みであり、どれほどの効果・影響を齎すかが健康面からも経済面からも注目される事例となっています。

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